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三重県子ども条例はアトリオのミッションに繋がる!

三重県中小企業レディース中央会総会で福祉・子ども部の部長の中山恵里子氏にお話ししていただきました。
中山さんとは今までも子どもネタでお話しする機会があったのですが、子どもネタは、私も弱い、
いつも泣きそうになります。しかし泣いている場合ではない。
お話しを聞いて「子どもの権利」や「子ども条例(三重県は平成23年3月に制定)」についてもっと知ってもらわないといけないな、と思いました。

1989年に国連が子どもの権利条例を全会一致で採択し、1994年に日本も締約国になったのは新聞で知っていました。その時に、

・生きる権利
・育つ権利
・守られる権利
・参加する権利

という基本的でとても大切な言葉があって、これを定めなければならない現実があるのだと思い知らされました。
その後三重県も制定したのでここに三重県の子ども条例の一部を書いておきます。

前文
子どもは1人ひとりがかけがえのない存在である。
そして、子どもには生まれながらに豊かに育つための権利がある。
それは、安心して生きること虐待やいじめそしてあらゆる暴力や差別から守られること、自らの力を発揮して成長すること、そして、思いや意見が尊重されることである。
子ども1人ひとりが人として大切にされ、豊かに育つことができるよう子どもの権利が守られなければならない。
全ての子どもには自ら育つ力と多くの可能性があり、子どもは自分が受け止められ、認められていると実感することで自己肯定感を高めることができる。
また、子どもは家庭や学校を始めとする地域社会での経験を通して、人との様々な関わりや多様な価値観に触れることで、
人を思いやる心や自らの課題を乗り越える力を身に付けることができる。
そして次の世代を大切に育てることができる大人へと育っていく。
そのために、人と人とが強い絆で結ばれた地域社会を形成し、子ども1人ひとりが力を発揮して育つことができる社会へと向かうことが求められる。・・・

基本理念
・子どもを権利の主体として尊重する。
・子どもの最善の利益を尊重する。
・子どもの力を信頼する。

家庭でも、学校教育現場でも、子どもに接する人たちがこの言葉を胸に、言動に気を配ったら子どもはのびのびと自己を高め、
他者をも認めお互いが尊重できる関係を築いていけるのにと思います。
しかしこうした条例が各地で制定されることを週刊誌などが、「子どもの権利条例で日本は滅びる」「子どもを堕落させる」
「子どもがこれらを家庭や教育現場で振りかざす」などと書いていましたよね。
今の日本社会の中で、貧富の差も関係なく日常的にこんな簡単なことがなされていないという実態を知らないのでしょうね。
問題はその大人たちが良かれと思っている「善人」が多いからでしょう。やっている自覚もないし。

中山部長のお話しを聞いて、アトリオのミッション「幸せな仕事をする」イコール主体性を持つということに繋がる子ども条例について、もっと勉強しようと強く思いました。

 

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