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活動レポート

2016.03.04
権現前営農組合

農業体験最終日 権現前営農組合様で農業体験させていただきました。
権現前営農組合様は、農家の後継者不足、農作物の持つ価値、が消費者に十分に認識されておらず、低く買いたたかれている状況を問題とし、農業の存続に危機感を持った地域農家さんが共同で営農組合を設立し、地域の農業受託をはじめられたという、この地域のモデルとなっている営農組合さんです。

体験はうれしの大根の収穫を予定していましたが、時期が合わなかったため、権現前営農組合の株主である、鈴木様にご協力いただき、体験させていただきました。

最初は畑にお邪魔させていただき、サトイモをみせていただき、親芋についている子芋をとらせていただきました。子芋がたくさんついている塊を土手に勢いよくぶつけ、ばらばらにしていくのですが、昨日までの体験ではなかった勢いに驚きと、?ほんとにいいんですか?と聞きながら楽しくさせていただきました。
つぎに、青ネギを収穫させていただきました。大きいものから採っていくのですが、土が軟らかいので、気持ちよく採れるので、どんどん採ってしまいました。
隣の畑に移動して、次はキャベツの収穫をさせていただきました。キャベツの収穫をしたことがないので、一体どうやって採るのか楽しみでしたが、これが結構大変でした。 外葉を広げて下に押し付けて、キャベツの玉を斜めにおこし、外葉との間に包丁をいれて 収穫していきます。慣れれば、サクッと包丁が入ります。キャベツは水で洗えないので、なるべく土がつかないように丁寧に採っていきます。一人2・3玉収穫しただけでしたが、ずっしり重いキャベツは大変でした。

収穫した野菜をもって 鈴木様のお宅へお邪魔し、出荷作業を体験させていただきました。 ネギは外側を剥いで2又までにし、根を1センチ残してはさみで剪定します。根についている土を水で洗い6~7本を1袋にします。ネギは水をよく吸うので、濡れたまま袋にいれて大丈夫なのです。
キャベツは水で洗ってしまうと中に水が入ってしまうので、タオルで土を拭いていきます。1玉ずつ袋につめていきました。
作業している間に、サトイモをきれいに洗っていただき、袋に詰めていただきました。

株主である鈴木様は80歳というご年齢にみえないほど、若くいきいきしていらっしゃいました。広大な畑を1人でやっておられ、その若さと元気の秘訣を尋ねてみました。
作った野菜は、産地直売施設「旬前耕房 ごん豆」で販売していただけること、ごん豆で販売しているお惣菜やおにぎりなどの材料としても使っていただいているので、売れ残りがほぼないということ、地域みんなが同じ野菜ばかり作ってはダメなので、常時10種類くらいの野菜を栽培していかなければならないこと、値段の設定などの話し合いや、協力して農業に携われることが楽しいそうです。
ごん豆さんで販売していただけることで、売り上げがあるので、趣味やお友達と楽しむことができるそうです。
やはり農業は作るだけでなく売ることも重要なのだと知りました。